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本日のフィギュア語り 12/24



表現と採点のはざまで どこをめざすのか


 
ことの経緯を説明しますと(笑)

2つ前の「太田さんのコラム」という記事の中で紹介した、太田由希奈さんの文章に
『(町田選手は)ピンポイントの演技ではなく「プログラム全体が素晴らしかった」という感想を持つ』
『作品全体がインパクトを持つ選手』
という記述がありました。
町田ファンとして、私はこれに深く共感しましたし、
共感できるというコメントもたくさんいただきました。

さらに私がそれらのコメントを受けて
「まっちーのプログラムの場合は、ノーミスならいいのか、表現が美しければいいのかというとそれだけではなく、
なんというか、世界観を感じられる」
「それが表現されていればたとえ4回転が3回転になろうともあまり気にならない」

コメントをしました。

それに対し、くうさんが、共感して下さりながらも
「ISUの採点基準はジャンプやスピンの回転数や滑らかさにポイントが置かれ、深く美しい演技でも技術点が上がらなければ、演技構成点も上がらない、そして選手である以上、最終的には点数(メダル)で社会的にも評価されてしまう。」
「町田君には選手としてこれからも活躍して貰いたいと思う反面、早く実績を作ってさっさと引退して、プロになり、創造(想像ではありません!)の翼を広げ、演技のみならず振付やショーのプロデュースにも取り組んでほしい」

というコメントを下さいました。

くうさんがおっしゃることは、私も常々考えていることです。
競技者でいなければならない理由は何なのか。
特にまっちーのように、自分が表現したいものがあるのに、それが制約される「試合」という形を
捨てないのはなぜなのか。
(そう思うがゆえに、いつパッタリ現役を辞めてしまうかが怖いのです。
 私は表現者としてのまっちーも大好きですが、アスリートとしての彼も本当に好きなので、
 できる限り現役は長く続けて欲しいと思っています)

私がよくまとまらない考えをぐだぐだ書いていたら
次にeffectさんと みちさんがコメントを下さいました。
(詳しいコメント内容は、「太田さんのコラム」のコメント欄をごゆっくりお読みください)

「その真剣勝負のなかでの美しさが好きなのです。」
「制約があるほうが 研ぎ澄まされて、 自由に表現しようと するよりも より 自由に 芸術を「表現」しやすいように思います。」


たしかに! その通りだと思います。
ジャンプもスピンもスケーティングも、ある一定以上の水準でなくてはならず
その水準が最高レベルに達して比較が難しくなってからが、個性の発揮どころ。
そこからが表現や世界観の域に入ってくるわけですよね。
じゃあそういうところに達したから、好き勝手に滑ってもいいかといったら、それは決しておもしろくない。美しくもない。
すべての技術、エレメンツが高水準であることを保ちながら、表現をしなくては、感動は与えられないのです。

そして、真剣勝負。
失敗の許されない一発勝負の中で、どれだけミスなく演技できるか。どれだけ命を燃やせるか。
そこにこそ競技の醍醐味もあるのではないでしょうか。
そういう部分は体操などに近いですよね。
そしてそういう部分は、アスリートとしての血を燃やす部分だと思います。

まっちーは、芸術作品としてのフィギュアスケートの追求というものに覚醒したわけですが
ではアスリートではなくなったかというと、決してそうではない。
彼は勝ちたいんです。金メダルが欲しいんですよ。(私たちだってそうです!!)
4回転が3回転になっても構わないだなんて、彼は思っていないんですよ!(笑)
もちろん「好きだ」というのもあるでしょうが、一方では勝てる手段として、
『表現力』に重きを置いたんだと思うのです。

たとえば、選手を引退してショーで演技するようになった時には、
たぶんもう4回転は跳ばないでしょう。
そうしたら、もう跳ばなくていいジャンプは練習しないでしょうから、跳べなくなる。
4回転でお客さんの心をぐわっと掴むあの感激は、もう感じることができなくなる。
表現の域はより深く追求できるかもしれませんが
試合で得ていた物は少しずつ削られ、失くしていってしまうのかもしれません。
今シーズンのようにエレメンツを詰め込み「理想のすべてを体力の限界を考えずに入れてしまった」なんてことは
試合でなければやらないはずなのですよ。


・・・・さあ、まったく結論が出ないままに、思いつくことを並べてしまいましたが(笑)
どうまとめようか??


まっちーは現役選手として、芸術作品としてのフィギュアスケートを追求し、
それが見ている人に「こういうことか」と伝わるレベルまで来ている、と、私は思うんですね。
それは革命的なことなんですよ。
そんなアプローチをし、主張をし、実践できている人は、これまでに居なかったと思うんです。
さらに、その芸術的な可能性を納得させるために、ただ動きが美しいだけじゃない、
ジャンプも跳べる、スケーティングもうまい、技術も最高水準で提示できる。
そのうえで、他に類を見ない表現とテーマでもって、フィギュアスケートの新しい分野を開拓しようとしているのです。
実はすごいことをしているんだと思うんですよ、あの小さな身体で。

私は、ネタにして笑うことももちろんありますが(ごめんなさいまっちーw)
以上のような気持ちで、本当に敬愛の気持ちを持って、彼を応援し、見守っているのでございます。(愛の告白タイムです)
そして、この演技の質や水準を保ち、世界に知らしめるために、
身体が許す限りできるだけ長く、現役を続けてもらいたいと思っています。
ショーはね、やっぱり見たい人しか来ないよ。お金もかかるし。
試合こそ、ひろく一般の方々に見てもらえ、認めてもらえる場だと、私は思います。

さらにいえば、日本一、世界一になって、
まっちーの取り組みの意義と魅力を、フィギュア史に残してほしいとも思っています!
ゆづる君の功績はまちがいなく残るからね。(すでにすごい記録を残し続けているし)
まっちーもフィギュア史に名前をきざんでほしい。
次にそういう(芸術重視の)スケーターが出て来た時に、「先駆者は町田樹」と言われるように。
そんな夢を描いたりします。

そんな夢を描きながら、全日本、応援したいと思っています!


あー、あつくるしいwww
そして結論は出なかった(笑)











 
| 本日のフィギュア語り | 13:12 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
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コメント
観世さま、またお邪魔いたします。この記事のご意見には共感しかありません。私もまっちーに競技会で、世界の舞台で勝ってほしい。表彰台の真ん中に立つまっちーが見たいのです。それを持ってしてフィギュアの要素が優れていることに加えプログラムの世界観、表現を追求した作品でトップに立てることを証明してほしいのですよ。今後もまっちーのように芸術的な心を鷲掴みにされる演技をしてくれる、またはそれを目指す選手が出てきてほしいですしね。ほんとにまっちーのような個性のスケーターに出会えた幸せ。。。いつまでも彼の作品、演技を観ていたいな。引退とか想像するだけで泣きそう、痩せそうですよ。私も立派なタツキ好きすぎてつらい党の党員、町田子羊ですね(笑)観世さま、結論出ていないことはないですよ。この観世さまの記事の結論の証明はまっちーが必ずや演技を通して私たちに観せて示してくれると信じています。
| yukinko | 2014/12/24 6:50 PM |
> yukinko さま

おお、好きつら党党員の方!(コラw)
痩せてはいけません、ちゃんと食べましょう。

いやー、このタイトルの結論を、まっちーが演技で見せてくれたら
こんな感動はありませんね!!
どこをめざすのか? 「ここだ!!」っていう答えをね。
その時には間違いなく、表彰台の真ん中にまっちーが立っていることでしょう。(泣くわー)

本当に、まっちーのような路線を継承してくれるスケーターが出て来るといいですね!
日本人じゃなくてもいいんだけど。
| 観世 | 2014/12/24 8:40 PM |
フィギュアスケートはスポーツでありながら芸術。
その芸術部分を、どう採点するかが今の採点の段階と思っています。
個人的には芸術部分を伸ばしつつ、スポーツとして進化していって欲しい。
フィリップ・キャンロロの『三銃士』という演技があります。
ああいうストレートラインを作って評価される余裕をルールに求めたい。
文化はスポーツの敵じゃないので、是非共存共栄していただきたい。

町田くんがやってることを心から尊敬しています。
自分のやりたい表現を競技レベルでやっている。
彼がスケートのモチベーションを表現に求めた結果であっても
作った作品のひとつひとつが珠玉です。
百夜行、好きですわ〜

観世さんのおっしゃるように、試合でなければ4回転は入れないでしょう。
それはこづくんやパトリック程スケートが上手でも同じだと思います。
試合だからこそのせめぎ合いを、町田くんの演技に見たいと思っています。
願いは只一つ。現役生活中に怪我がありませんように!
| かな | 2014/12/24 9:46 PM |
> かな さま

≫試合だからこそのせめぎ合いを、町田くんの演技に見たい

そうなんですよね〜。
考えてみれば、ソチ五輪に出るために良い成績を取りたいと思ったり、ゆづる君を倒したいと思ったりしたから
2年前の奮起があったのだし、技術の向上があって
今のまっちーに辿りついているわけですよ。
試合で勝ちたい。強くなりたい。その先に、現在の芸術作品を創り出す町田樹があったわけです。
そしてここまで来たのだから、自分が信じた道を進んだ先には何があるのか
それを証明しないと、やめられませんよね、きっと!

ゆづる君が点数の天井をどんどん押し上げて行きそうなわけですが
それは主にTESの方だと思います。
一方まっちーのような演技が増えることで、PCSの高さ、広さ、内容も変わってくる可能性がありますね。
ルール改正は難しいことですし、現状でもかなり細かく見ていると私は思っているのですが
ルールで計りきれない人が出て来たら、変えなきゃならないですもんね(笑)
表現力も全体的に、10年前とは段違いによくなっているわけですから(男子も女子も)
もう数年したら何か変化があるかも。
芸術面を評価する姿勢は大事にしてほしいですね。点数をつけるのは難しいですけど。
| 観世 | 2014/12/24 11:00 PM |
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