<< 暗いところからやってくる | main | 娘の帰国 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
暗いところからやってくる 
前記事の後に本編を見ました。

とても良かったです!!

何よりお話が、前川テイストがしっかり入っていてうれしかった。
前川さんについて、以前私は劇評で「異界と交信できるんじゃないか」と書いたことがあります。
(劇評に興味がある方は、私が昔書いた劇評をどうぞww
最近サボってしまっていて、もうこんな文章は書けそうにない・・・(涙)
http://gekihyo-2009.jugem.jp/?search=%A5%A4%A5%AD%A5%A6%A5%E1


今回も、ちょっとそういう世界を垣間見せてくれるお芝居でした。

子ども向けなので、非常に子供に分かりやすく、笑いが絶えない作りになっていて
そういうところもうまいなと思いました。
また、カーテンにふっと影が映る所、何かの気配を感じさせるために物が落ちたりする所、
それから亡くなったおばあちゃんが出て来るところ、
その辺は本当に不気味に「ビクッ」とするように仕掛けられており、
自分が子どもの頃に、こんなものにこんな風に怯えたよ確かに!!と、ありありと思いだせるようなシーンばかりで
大人が見ても、子どもの頃の自分にタイムスリップできるようなお芝居だったと思います。

主役の中学生役、大窪人衛くんがとても良かった。集中力すごい。
他の役者さんももちろん集中力すごいでしょうが、時々ふっと余裕を見せられるような部分があるのに
人衛くんはずーーっと怯えて緊張してなきゃいけない感じで
おまけに、客は近いし、役者も近くまで迫って来るけど知らんぷりしなきゃいけないし
ホント、気が抜けない役だと思いました。
でもずっと集中が切れずに続いていて(プロだからそれくらいできて当たり前かもしれないけど)、
気持ちの機微もすごく伝わって来て、うまいな〜と思いました。
むかーし、高泉淳子が、小学生をやらせたら日本一の女優だったけど(彼女の当たり役は「山田のぼる」君)
今、演劇界で少年をやらせたら、人衛くんが一番じゃないかな。

闇の世界の人が3人いて、岩本さんと盛さんと浜田くんだったんだけど
浜田信也くん(イキウメの看板俳優)はやっぱりステキですっ!!
あの大きなキラッキラ光る瞳!!
今回は最初に、とぼけた役作りだったので、存分に笑わせてもらいました。
だけど、スゴむところ、本音を出してほろっとさせる所などの落差がさすがで
本当に良い役者さんだと思います。
ああ、またイキウメで見たい!

とにかく今回は、舞台が近くて、役者さんのすべてがよ〜っく見えたのですが
イキウメの役者さんは本当に身体をしっかり作ってありますね!
身体能力、身体のキレがすばらしい!! どこにも気が抜けた部位がありません。
立ち姿も、力が入っておらず美しい。どの役者さんもです。
見ていてすがすがしいです。
そういう、身体や集中力がちゃんとできている役者さんたちが
全力で緻密に演技してくれるから
イキウメはレベルが高いのでしょうね。
もちろん前川作品の水準の高さもありますが、それを表現する媒体としての役者のすばらしさ。
今回、間近で見て納得&感激しました。

ラストの方で、浜田くんが舞台に入ってくる時に
歩きながら、私の目の前に座っていた女の子(小学校低学年くらい)の頭を
スッと撫でて行ったんですよ!
女の子、「さわられちゃったー!」って感じで、すっごくうれしそうでした!! いいなぁ〜!!
でも、そんなお客さんと触れ合う浜田くんを見られるなんて貴重! 私も幸せでしたー♪


先日、蜷川さんの演出、綾野剛くん・成宮寛貴くん出演で上演された「太陽2068」も
佐々木蔵之介さん主演のスーパー歌舞伎「空ヲ刻ム者」も、前川さんの作品で
そんな大作にも耐えられる作品が書ける前川さんはホントすごいけれど
それよりもやっぱりイキウメが好きなのは
役者さんたちが好きなのもあるんだなー、
そしてその理由は、やっぱり役者さんみんながうまいんだ、と
今日はあらためて思ったことでした。




まだ公演があるかもしれないので
あらすじは畳んで書いておきます。
興味のある人だけご覧ください。
(これから愛知に行くみたいです。お近くの方、楽しいのでぜひ!
 http://www.ikiume.jp/kuraitokoro.html )


 
亡くなったおばあちゃんの家に越してきた「てるお」は、かなりの怖がり。
何かの気配や、影や、クモなんかが大嫌い。
おばあちゃんの家は古くて、広くて、どうも何かの気配を感じて怖くてたまらない。
母や姉は、気のせいだと言って、片付けが手につかないてるおを叱る。

しかし、本当にそこには「暗闇に住む者」がいたのである。
母や姉には見えず、感じられもしないが、てるおはそういうモノを信じているので気配を感じる。
そういうモノを信じている人には、暗闇に住む者も近寄りやすい。

てるおを見守るべく、新人の「暗闇に住む者」が送り込まれてくる。
まだ何もわからないこの者は、先輩にやり方を聞きながら、てるおと過ごす術を学ぶのだが
呼びかけたてるおの声にうっかり反応して答えてしまう。
人間の声に反応してはいけないのだ、こちらの存在がばれてしまうから。
しかし新人はうっかり返事をしてしまい、てるおは新人の声が聞こえるようになってしまう。

困った新人は、あえててるおと会話をし
「絶対に俺のことを人に言うな。俺たちは人間を全部排除してその世界で生きるチャンスを狙っている」というような趣旨のことを伝える。
何かが人間界に攻めてくる、このままでは自分も家族もみんな殺されてしまう、と思ったてるおは
パニック状態に陥り、様子がおかしくなる。

てるおと、暗闇に住む者は、どうなってしまうのだろうか。
母や姉にバレてしまうのか? それとも闇の者が本当に攻めて来るのか?
てるおはただの怖がりの思い込みなのか、それとも本当に異界のものが見えるのか?
暗闇に住む者の正体は?


・・・続きはどうぞ劇場でお楽しみくださいませ。





 
| 舞台・演劇 | 01:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
スポンサーサイト
| - | 01:14 | - | - | pookmark |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック

CALENDAR

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< June 2020 >>

SPONSORED LINKS

SELECTED ENTRIES

CATEGORIES

ARCHIVES

RECENT COMMENT

RECENT TRACKBACK

堤真一情報はこちらをクリック!

TWO DOGS PROJECT

Counter

ブログパーツUL5

日本全国のアクセス状況ですよ! 


ジオターゲティング

■ Main Hall 情報 ■

再開しました。ご興味のある方はどうぞ。 現在受講している演劇講座レポなどを掲載中。

MOBILE

qrcode

LINKS

PROFILE

SEARCH