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やっぱりどうなんだ「シダの群れ」
JUGEMテーマ:演劇・舞台

ご覧になりましたか? 放送された「シダの群れ」
映像、ところどころピントが合ってませんでしたが、きれいでしたね!
しかも、役者が登場するごとに役名がちゃんと出るので、わかりやすかった!
本番舞台でも、そういう工夫をしてくれたらよかったのにw

私は今回、舞台は2階席だったので、
遠かった!! この一語に尽きます。
テレビで、最初に幕が開いて舞台全体が映ったでしょ、
左側に椅子とテーブル、貧乏ゆすりをするシンジ、
右側に組長と弁護士、奥にバーカウンター、という、あの全景。
あれがまさに、私が見えていた舞台です! 
あの大きさだったの、役者さんが!!!(T T)
だから、今回テレビで、それぞれアップになったりしたのを見て
ああ、こんなに細かい表情を作ってたんだね〜、何にも見えなかったわ〜〜  と
残念感が倍増しました。
小池徹平クンなんか、繊細な演技してるじゃないの! 見えなくてもったいないことしたわ。


さて、堤さんはじめ役者さんのことは別に書くとして

毒吐いていいですか。

・・・・・おもしろくなかったでしょ?「シダの群れ」

あれ、舞台として何を楽しめばいいのか、よくわからない。
豪華俳優陣を楽しめばいいんですか? 
他にイイところありますか?

私は基本、舞台作品はけなさないことにしているんですが
これはどうかなと思ったんです、さすがに。

その理由。

(1) もしあの出演者の顔ぶれでなかったら、おもしろいのか?
たとえば、テレビに出ていない人でも実力派演技派俳優さんっていっぱいいますが
そういう人が演じたとしても、おもしろいんですかね?あの話。
岩松さんが、アフタートークで「当て書きしている」と聞いたら、よけいガッカリしました。
私は、脚本や舞台作品の良いものというのは、
ある程度 普遍性があるものだと思っています。
お笑いとかはそうはいきませんが、
「シアターコクーン」でやる「シリーズもの」の「あれだけの大作」ですよ?
誰が見ても面白く、どんな劇団や役者がやっても成り立ち、上演の意味がある。
そういうものでないといけないんじゃないでしょうかねえ。

(2)何が言いたいのか、どこへ行きたいのかがわからない
私は舞台作品において「何が言いたいのかわからない」という評はない、と思っています。
言いたいことがなくても構わないし、
言いたいことが客に伝わらなくても構わない、というのもアリだからです。
だけど、先ほども言いましたが
「シアターコクーン」でやる「シリーズもの」の「あれだけの大作」ですよ?
やっぱり、おもしろさがあって、お客さんが持ち帰るモノがあり
見て良かったと思われるようなものでなければ!
そこら辺の小劇場で、素人がやってる実験劇じゃないんですから。
さらには、どこがクライマックスなのか、作品としての構造がまったく見えない。
ダラダラと話が進んで、途中で終わる、そんな感じ。
岩松さんほどの力のある人が、あんな構成しかできないんでしょうか。


アフタートークでの岩松さんの話も聞きましたが
つまり岩松さんのやりたいことを
豪華劇場で豪華キャストでやった、というだけの感じがぬぐえないんです。
なんでそんなことが許されるんだ、と怒りさえ感じました。
コクーンは、あれで良しとして3作目を許可するんでしょうか。
それはいけないと思います。
さらに
有名俳優はあんな芝居にホイホイ出てはいけないし
岩松さんをチヤホヤしてはいけない。
おもしろくないならおもしろくないと、ハッキリ言わないといけない。
観客も同様。
あんな芝居にチケット争奪したり当日券立ち見したりして行ってはいけません。
「そんな舞台じゃ喜びません」という態度を、作者・興行側に見せないといけない。

普通の舞台は、内容がわからなくてぶっつけ観劇ですから
結果として「おもしろくなかった」というのは仕方ないんですけど
コレに関しては、もうシリーズ2作目。
こんどもし3作目があるという時には、ちゃんと批判をするべきだと思う。


こんなに私が酷評することは、生まれて初めてといってもいいくらいです。
岩松ワールドが大好きな人もいるでしょうし、
「シダの群れ」が面白かったという人もいるでしょうから
そういう人にはゴメンナサイですが
私は、岩松了の今後の姿勢を問いたいのです。

次回はもっと、見た人の多くが胸打たれるような作品を
(チケットの売れる)有名俳優に頼るような形ではなく
コクーンでやっていただきたいものです。岩松さん。
だって、そういうのも書けるじゃない。




・・・・・・・・・・・・えー、それはそれとして
かっこよかったですね、坂本!!
次の記事ではいつも通りミーハーに、坂本と役者さんについて書きますネ


 
| 劇評 | 13:11 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
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コメント
観世さん、有り難う!

そう、オイラもまったく面白くなかった!よくわからないけど、次でまとめるための繋ぎの2作目だったんですか、あれ。より普及性の高い映画ならいざ知らず、舞台でああゆうやり方って、あれだけしか見に行けなかった人には、半端な楽しみしか得ることができないんでしょうか。しかも楽しくなかったし(><)

観世さんが言い切ってくれてすっきりしましたぜい!
| しかろく | 2012/07/22 10:45 PM |
> しかろく先生

“劇評はけなしてはいけません”と、師と仰ぐ人から教えられましたが
いつでも何でもほめて迎合することは、良いことではないはず。
・・・と、強気に出てみました。

あの脚本を素人が書いたとして
もし戯曲賞なんかに応募したとしても
なんの評価ももらえないのではないでしょうか。
逆に言えば
あれよりもっと良いホンを書ける作家は、名前が売れてなくてもたくさんいます。

3作目はホントにやめてほしい。
作るなら、ちゃんとしたものを作ってほしい。

心からそう思うからには、そう言わないとね!
| 観世 | 2012/07/23 12:17 AM |
舞台を見ていないので、ほんとはコメントNGなのかもしれませんが、
観世さんは他のこと、たとえば、
ライブとかそういうものにも通じることをおっしゃっていると思います。
昨夜のクローズアップ現代で、吉田秀和さんを取り上げていましたが、
彼の言うことは音楽に留まらず、他のことにも通じると思いました。
たとえ、ホロビッツでもダメな演奏はダメだと言う。
自分の感性を信じ、一人称で語ることって、大事だと思います。
| pomme | 2012/07/24 1:06 PM |
> pomme さま

共感いただき、ありがとうございます。
自分の感性を大事にしたいとともに
いつでも何でもほめる、では、評価力に信用がなくなると思うんです。
批判ばかりするわけではありませんが
すばらしいものは心から誉め、
ここぞという時はモノを言える批評家になりたいですっ!
(批評家とは大きく出たw)

そうですね、音楽にも美術にも
芸術全般の鑑賞すべてにおいて言えることだと思います。
クローズアップ現代は見ませんでしたが・・・ホロビッツ! 
往年はすばらしい演奏家だったと思いますが
年齢を重ねてからはどうなのか。
すばらしい技術や演奏でなくても、ありがたがっていいのか。
そういう評価は分かれるところですよね。
(それでもいいという人がいるのも事実)

芸術って、鑑賞する方も表現する方も、高い意識が要るものですね〜〜。

・・・などと、pommeさんのコメントを読んでひとしきり思案しました(^^)

| 観世 | 2012/07/24 5:03 PM |
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